子育て・教育

海外在住の子が日本の通信制高校に入学する方法と必要な準備

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海外にいながら日本の高卒資格を取得するには、通信制高校への入学がおすすめです。日本の通信制高校を卒業することで、将来の進学や就職に大きなプラスになります。

本記事では、海外から日本の通信制高校に入学する条件や必要な書類、入学までの流れについて詳しく解説。海外から日本の通信制高校を卒業するためのコツもまとめました。必要な情報を把握して、通信制高校への一歩を踏み出してください。

この記事のポイント
  • 海外在住でも日本の通信制高校で日本の高卒資格を取得できる
  • 年1回程度のスクーリングやオンライン学習で、現地校との両立が可能
  • 海外在住者が通信制高校に入学するには、中学校卒業資格と日本語力が必要
  • 通信制高校の入学選考は、作文や小論文、Web面接で行うのが一般的
  • 海外から日本の通信制高校を卒業するには、計画性とサポートの活用がコツ

※本記事は海外在住者向けに、日本の通信制高校への入学方法や準備に関する一般的な情報をまとめたものであり、具体的な入学可否や条件、手続きの詳細を保証するものではありません。最新の情報は各学校の公式サイトや入学案内で必ずご確認ください。

海外在住の子も通える通信制高校とは

海外在住でありながら日本の高校卒業資格を取得したい場合、通信制高校は理想的な選択肢です。現地の生活を継続しながら日本の教育システムで学べる仕組みや、全日制との違いについて詳しく解説します。

通信制高校の基本的な仕組み

通信制高校は、従来の教室での授業ではなく、インターネットを活用して教材配布や添削指導を行う教育システムです。生徒は自宅や好きな場所で学習を進めながら定期的にレポートを提出し、年に数回のスクーリング(面接指導)に参加することで単位を修得します。

通信制高校の多くは在籍期間に上限がなく、学習の進め方は生徒の都合に合わせて調整が可能です。多くの学校がオンライン授業や映像教材を提供しており、海外からでも日本の教育を受けられる環境が整っています。

参考:文部科学省「高等学校通信教育の現状について

全日制と通信制の違い

全日制高校と通信制高校には多くの違いがあります。なかでも海外在住の子が知っておきたいポイントは、次の4つです。

  • 自宅学習中心で登校は年数回のスクーリングのみ
  • 時間割がなく自分の好きな時間に学習が可能
  • 学年制ではなく単位制
  • 学費は全日制高校より安い場合が多い

自宅学習中心で登校は年数回のスクーリングのみ

通信制高校では、基本的に自宅で教材やオンライン授業を使い、学習を進めます。全日制では年間約35週(約190日〜209日間の授業日数の約3分の2が目安)の出席が必要です。

一方、通信制では年に数回のスクーリングへの参加で済みます。日程が限定的なので、海外在住でも無理なく履修が可能です。

参考:文部科学省「高等学校学習指導要領 解説 総則編

時間割がなく自分の好きな時間に学習が可能

全日制高校が平日の昼間に決められた時間に授業を行うのに対し、通信制には時間割がありません。自分のペースで学習できるため、時差のある海外からでも両立が可能です。

現地校に通いながら日本の課題を進めたり、生活リズムに合わせて勉強を進められたりするため、海外にいても無理なく高卒資格取得を目指せます。

学年制ではなく単位制

通信制高校は学年ごとに進級するのではなく、必要な単位を積み上げて卒業を目指す単位制です。全日制が定期試験を中心とするのに対し、通信制ではレポート提出、スクーリング参加、単位認定試験の3つの要素で総合的に評価されます。

卒業に必要な単位数は両方とも74単位以上と同じですが、通信制は一度に多くの科目を取らなくても、海外の生活状況に合わせて履修計画を立てることが可能です。学習進度の中断や遅れがあっても調整しやすく、柔軟に継続できます。

学費は全日制高校より安い場合が多い

通信制高校は全日制と比べて学費が安い傾向があります。入学金や授業料は学校によって異なるため、事前に比較検討して家庭の状況に合う学校を選択しましょう。

全日制と通信制高校の学費を比較すると、大きな差があることがわかります。公立の通信制高校の授業料は、年25単位(74単位÷3年)取得で1万円弱しかかかりません。年間の合計費用を比べると、公立は10倍以上、私立は3倍以上の差があります。

項目公立全日制高校私立全日制高校公立通信制高校私立通信制高校
入学金7,398円47,993円500円30,000~50,000円
年間授業料45,194円233,102円8,500~9,000円
(年25単位目安)
175,000~250,000円
(年25単位目安)
その他 学校教育費298,860円485,395円18,000~39,000円32,000~90,000円
学校外活動費246,300円263,793円
年間合計597,752円1,030,283円26,500~48,000円237,000~340,000円
引用:文部科学省 令和5年度 子供の学習費調査 学校種別の学習費/家庭教師のトライ 通信制高校の学費目安は?
ポイント:現地校との両立は可能?

通信制高校は柔軟な学習スタイルを取れるため、現地校と両立して学ぶことも可能です。現地校の授業時間以外の時間や、休日を活用して学習を進められます。

ただし、レポート提出やスクーリングへの参加が必須となるため、時間管理やスケジュール調整が重要です。どの程度の学習時間が必要かは個人の学力や選択科目によって異なるため、入学前に学校側に相談しましょう。

海外在住の子が日本の通信制高校に通うメリット

通信制高校は、海外在住の子にとって多くのメリットがあります。それぞれのメリットについて見ていきましょう。

海外在住の子が日本の通信制高校に通うメリット

  • 日本の高卒資格が取得できる
  • 年に1回程度のスクーリングでよい
  • 現地校との併学や単位認定が可能
  • 日本で修得した単位が引き継げる
  • 海外にいながら日本語の教育を受けられる
  • 帰国後の進路決定がスムーズになる

1.日本の高卒資格が取得できる

海外在住の子にとっての最も大きなメリットは、日本の高等学校卒業資格を取得できる点です。通信制であっても全日制高校の卒業資格と同等の価値があるため、日本の大学入試、就職活動、各種資格試験の受験資格として認められます。

日本の大学受験では、海外の高校の卒業資格だと受験できない大学や学部もあるなか、日本の高卒資格があれば、すべての大学・学部に出願が可能です。将来の選択肢を広げるうえでも、日本の高卒資格を得ることは大きなメリットになるでしょう。

参考:文部科学省「日本の大学入学資格について」「入学資格に関するQ&A

2.年に数回程度のスクーリングでよい

通信制高校で義務付けられているスクーリングは、年に数回程度の短期集中型が多く、海外在住者が参加しやすいこともメリットです。多くの場合、スクーリング期間は数日から1週間程度なので、一時帰国を計画的に組み合わせれば、無理なく対応できるでしょう。

頻繁に日本に行く必要がないため、学費や渡航費の負担を抑えられることも見逃せません。近年はオンラインスクーリングを導入する学校も増えており、一時帰国の回数をさらに減らせる選択肢も広がっています。

3.現地校との併学や単位認定が可能

日本の通信制高校は、現地校やインターナショナルスクールと併学しやすい点も魅力です。日本では、海外のインターナショナルスクールや現地校で取得した単位を、日本の高校の単位(上限36単位)として認定してもらえる制度があります。

たとえば、英語や数学など現地校で学んだ内容のうち、日本の学習指導要領と重複する部分があれば、通信制高校の単位として認定される可能性が高いでしょう。制度をうまく活用することで、二重に学習する負担を減らしながら効率的に卒業に必要な単位を満たせます。

参考:文部科学省「学校外における学修の単位認定

4.日本で修得した単位が引き継げる

日本の高校に在籍していた学生が家庭の都合で海外に移住した場合、日本の学校で取得した単位を通信制高校に引き継げます。海外に移住しても日本の高校教育を継続し、転校や環境の変化によるロスを最小限に抑えられるのは、通信制ならではの強みです。

多くの通信制高校では、前在籍校からの単位修得証明書や成績証明書の提出により、すでに取得した単位がそのまま認定されます。日本の高校の在籍期間も加算されるため、移住や帰国のタイミングに関係なく、計画的に3年間での高校卒業を目指せるでしょう。

5.海外にいながら日本語の教育を受けられる

通信制高校では、国語をはじめとする全ての科目を日本語で学習するため、海外にいても自然と日本語力を高められます。教材には現代文、古典、漢文などの国語科目だけでなく、理科や社会科の専門用語も含まれているため、幅広い分野の日本語に触れられるでしょう。

また、高校の課題研究やレポート作成は、語彙力や文章構成力、表現力を養うのに効果的です。将来の進学や就職活動においても、小論文や面接、ビジネス文書の作成など、多岐にわたる場面で大きな強みとなるでしょう。

6.帰国後の進路決定がスムーズになる

将来的に日本へ帰国する予定がある家庭にとって、通信制高校は非常に有効な選択肢です。通信制高校の多くは進路指導にも力を入れており、海外在住者の特殊な事情を考慮して、個別に進路相談に応じてくれる場合もあります。

大学進学を目指す学生向けの特別カリキュラムを提供している学校も多く、日本の大学入試に必要な知識が得られることも強みです。帰国予定がある場合、進路指導や進学サポートが充実している通信制高校を選ぶと、帰国後の進路をスムーズに決められるでしょう。

海外から日本の通信制高校に入るための主な要件

海外在住の子が日本の通信制高校に入学するには、いくつかの条件があります。事前に主な条件を確認して準備をしておけば、スムーズに入学手続きを進められるでしょう。

海外から日本の通信制高校に入るための主な要件

  • 中学校卒業または卒業見込であること
  • 原則として国籍による制限はなし
  • 日本語で学習できること
  • 日本国内の連絡先や保証人がいること
  • 日本でのスクーリングに参加できること
  • ネットの利用環境が整っていること

中学校卒業または卒業見込であること

通信制高校に入学するための基本条件は、日本の中学校を卒業しているか、卒業見込みであることです。年齢は原則として15歳以上であることが基本条件となります。海外で学んだ場合は、現地の中等教育前期課程(通常9年生または Grade 9)の修了が条件です。

ただし、アメリカのMiddle School卒業、イギリスのYear9修了、オーストラリアのYear9修了など、各国の教育制度の違いにより判定が複雑になることがあります。学校によって認定基準が異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。

原則として国籍による制限はなし

日本の通信制高校では、原則として国籍による入学制限はありません。日本国籍を持たない外国籍の子も入学可能です。ただし、外国籍の場合、日本に在留資格(永住者、定住者など)があることが条件の場合があるため、事前に各学校に確認しましょう。

日本語で学習できること

通信制高校の授業は基本的に日本語で行われるため、教材の理解やレポート作成に必要な日本語能力が求められます。日本語力が不足している場合、授業や課題提出に支障が出るため、中学校卒業レベルの日本語読解力・作文力が必要です。

通信制高校のなかには、入学要件として日本語能力試験N1レベル相当の語学力を求める学校もあります。必要とする日本語能力の目安として、参考にしてください。

日本国内の連絡先や保証人がいること

多くの通信制高校では、海外在住者に対して日本国内の連絡先や保証人を求めています。保証人の主な役割は、緊急時の連絡や必要書類の受け取りなどです。家族で海外に滞在している場合は、日本に住む親族や信頼できる知人に依頼しましょう。

日本でのスクーリングに参加できること

通信制高校では、年に1回以上のスクーリング(面接指導)への参加が義務付けられているので、日本への一時帰国が可能であることは必須条件です。参加できなければ卒業要件を満たせないため、家庭のスケジュールや経済的な負担も含めて検討する必要があります。

年に1~2回スクーリングを行う通信制高校の場合、登校が必要な日数は3日から2週間程度です。現地校との併学を検討するなら、現地校の長期休暇期間と、通信制高校のスクーリング期間(時期)のスケジュールも確認しておきましょう。

ネットの利用環境が整っていること

通信制高校では、授業動画の視聴やレポート提出などにインターネットを活用するため、安定したネット環境が必須です。回線速度や通信制限によっては授業に支障が出る場合もあります。海外では通信環境が不安定な地域もあるので、入学前に確認しておくと安心です。

Web面接やオンライン試験を導入している学校では、ビデオ通話に必要な機材(カメラやマイクなど)も必要です。専用の学習管理システム(LMS)を使用する学校もあるため、対応ブラウザやアプリケーションも確認し、必要に応じて自宅の通信環境を整備しましょう。

海外在住で住民票が国内にあっても通える?

海外在住で日本国内に住民票を残している場合でも、通信制高校への入学は可能です。ただし、多くの通信制高校(広域校を除く)は、学校ごとに入学可能な地域が決まっています。住民票が国内にある場合は、希望校の募集要項で入学可能地域を確認しましょう。

なお、実際の居住地と住民票上の住所が異なると、手続きが複雑になる場合があります。税務上や社会保険上の問題も発生する可能性もあるでしょう。長期で海外に滞在する場合は、適切な住民票の手続きを行うことをおすすめします。

通信制高校に入学するための準備と手続きの流れ

海外から通信制高校に入学するには、出願スケジュールや必要書類を把握し、事前に準備を進めることが大切です。時差や郵送期間を考慮し、余裕をもって準備を進めましょう。

入学時期と出願スケジュール

通信制高校の入学時期は、4月と10月の年2回が一般的です。4月入学の場合、多くの学校が前年の10月~12月頃から願書の受付を開始し、翌年2月末頃まで出願を受け付けています。10月入学の場合は、同年6月頃から9月末頃までが一般的な出願期間です。

海外在住の場合、書類のやり取りや証明書の準備に時間がかかるため、余裕を持って行動することが重要です。出願予定日の2~3か月前から準備を進め、締切日の2週間前には必要書類を発送できるように、スケジュールを逆算して準備を整えましょう。

入学申込に必要な書類

海外在住者が通信制高校に入学する際に必要となる主な書類は、以下のとおりです。

  • 入学願書または調査書(学校指定の様式)
  • 中学校の卒業証明書または卒業見込証明書
  • 出身校の成績証明書または単位取得証明書(編入・転入の場合)
  • 現地就学証明書または海外滞在証明書(必要な場合)
  • 本人確認書類(パスポート)
  • 受験料の払込証明書(学校による)

提出書類は学校によって異なるため、必ず各校の募集要項で確認してください。海外在住者の場合、追加書類が必要な場合も多いので、直接問い合わせておくと安心です。

特に、海外で取得した学歴証明書が英文などの外国語で発行されている場合、日本語訳の添付が必要となる場合もあります。公的機関や認定翻訳者による翻訳が求められると、書類の準備には想定以上に時間がかかる場合があるため、早めに準備を進めましょう。  

必要書類の提出方法

必要書類の提出は、郵送またはオンラインでの手続きとなります。それぞれにメリットと注意点があるため、確実で迅速な提出方法を選択することが重要です。

郵送

最も一般的な方法は、郵送での出願です。原本の提出を求める学校では、国際スピード郵便(EMS)や国際書留郵便(USPS)などで、期限内に送付する必要があります。郵送は到着まで時間がかかり紛失リスクもあるため、追跡可能な方法を選ぶと安心です。

郵送にかかる期間は地域によって異なりますが、アジア圏から日本へは1~2週間、北米・ヨーロッパからは2~3週間、その他の地域からは3~4週間程度を見込んで準備しましょう。年末年始や祝日期間は配達が遅延しやすいため、余裕をもって発送することが重要です。

オンライン

近年は、オンラインで出願手続きを行う通信制高校が増えています。専用の出願サイトから必要事項を入力し、証明書類をスキャンしてアップロードする方式が一般的です。ただし、出願後に原本の郵送が必要な場合もあるため、学校の指示に従って適切に対応しましょう。

オンライン提出のメリットは、迅速かつ確実に提出でき、郵送コストがかからないことです。オンラインでの出願は機密性の高い個人情報を扱うため、セキュリティ対策を万全にして操作を行いましょう。

入学試験の概要

通信制高校の入学試験は全日制高校とは異なり、学力よりも学習意欲や継続能力を重視する傾向があります。学校によって選考方法が異なりますが、学科試験よりも作文や小論文、Web面接を中心に入学選考を行うのが一般的です。

学校に行かずに受験できるケースも増えており、書類選考やWeb面接だけで対応する学校もあります。海外在住者の場合、入学願書(志望動機)や調査書には、現在の生活環境や学習環境、帰国の有無、将来の進路希望などを具体的に記述しましょう。

合否発表と入学手続き

通信制高校の合否発表は、出願時に登録したメールアドレスや郵送で通知されるのが一般的です。合格後は、入学金や授業料の振込、入学誓約書の提出など、期限内に手続きを完了する必要があります。

ただし、入学手続きの書類や教材の発送は、国内の保証人(緊急連絡先)宛に送付されるケースがほとんどです。あらかじめ国内の保証人と連絡を取り合い、スムーズに書類を受け取れるよう準備を整えておきましょう。

海外から日本の通信制高校を卒業するためのコツ

海外在住の子が日本の通信制高校を無理なく卒業するには、様々な工夫をする必要があります。海外在住ならではの問題点を理解し、計画的に学習を進めることが重要です。

海外から日本の通信制高校を卒業するためのコツ

  • スクーリング参加のための計画を早めに組む
  • 課題やレポート提出は締切より前倒しで進める
  • 現地の補習校や日本語サポートを活用する
  • 海外生向けのサポートや個別相談を利用する

スクーリング参加のための計画を早めに組む

海外から日本の通信制高校に通ううえで、スクーリングへの参加は大きなの課題の一つです。年間のスクーリング日程が発表され次第、家族や現地校のスケジュールも考慮して一時帰国の計画を立てましょう。

特に夏休み期間などの繁忙期は、航空券の予約が取りにくなります。料金も高額になる傾向があるため、早割などを利用して数か月前に予約しておくと安心です。学校の提携宿泊施設がなく、親族宅への滞在も難しい場合は、宿泊先も早めに手配しておきましょう。

課題やレポート提出は前倒しで進める

海外からレポートや課題を提出する場合、時差や通信環境の影響を受けやすくなります。何らかのトラブルで締切直前に送信できないリスクがあるため、課題やレポートは余裕を持って前倒しで進めましょう。締切の数日前に完了させる習慣をつけると安心です。

課題が複数ある場合は、提出状況を記録して管理することで、提出漏れを防げます。現地時間と日本時間の締切を両方把握し、時差による混乱を避けることも重要なポイントです。

現地の補習校や日本語教室を活用する

多くの国で運営されている日本語補習校は、海外に住む日本人の子の日本語教育と日本の教育課程の学習をサポートしています。通信制高校の学習と並行して補習校を活用すれば、日本語力の向上と学習内容の理解を深められるでしょう。

補習校に通うのが難しい場合は、オンラインの日本語教室や、日本の教育支援サービスを利用するのも効果的です。現地の日本人コミュニティや交流イベントに参加すれば、同世代の日本人学生との交流も期待できます。

海外生向けのサポートや個別相談を利用する

多くの通信制高校では、海外在住生徒のためにオンライン相談や個別サポートを提供しています。入学前の疑問だけでなく、在学中も学習方法や進路相談に活用できるので積極的に利用しましょう。

海外在住者同士のコミュニティがある場合は、積極的に参加するのがおすすめです。同じ立場の仲間とつながりを持つことで、モチベーションを維持しやすくなります。海外での学習は孤独になりやすいため、学校や仲間のサポートを得ながら卒業を目指しましょう。

日本の高卒資格を取得して将来の進路を広げよう

海外に住む学生が日本の通信制高校で学ぶことは、将来の進学や就職に大きなプラスになります。単に日本の高校卒業資格が取れるだけでなく、日本語能力の維持・向上、日本の教育への理解、そして将来に役立つ土台作りができることなどメリットが豊富です。

海外での経験に加えて日本の教育もしっかりと受けることで、グローバルな視点と日本の社会で通用する能力の両方を身につけられます。将来的に世界での活躍を目指すなら、大きな強みとなるでしょう。

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