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日本への一時帰国で便利!おすすめの電話番号付きeSIMを比較

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海外在住者が日本へ一時帰国する際、行政手続きや予約、SMS認証などで「日本の電話番号」が必要になる場面は少なくありません。そこで注目されているのが「電話番号付きeSIM」。SIMカードの差し替え不要で、日本での音声通話ができる便利なサービスです。

本記事では、電話番号付きeSIMの基礎知識や選び方のポイント、おすすめのサービスまで詳しく解説します。一時帰国中に音声通話やSMS認証が必要な方は必見です。

この記事のポイント
  • 一時帰国では日本の電話番号があると、色々な手続きや予約がスムーズ
  • 電話番号付きのeSIMは、音声通話やSMS認証に対応できて便利
  • 格安の電話番号付きeSIMは、短期滞在やSMSの受信目的に最適
  • 電話番号付きのeSIM契約時は、本人確認の有無や対応機種の確認が必要
  • デュアルSIM機能対応の端末では、海外SIMと日本eSIMの併用が可能

※ 本記事は、海外在住者が日本一時帰国時に利用できるeSIMサービスに関する一般的な情報をまとめたものであり、特定のプラン内容や契約条件を保証するものではありません。最新の料金や利用条件は、各通信事業者の公式サイトで必ずご確認ください。

電話番号付きeSIMとは?

「電話番号付きeSIM」とは、スマートフォン本体に内蔵された電子的なSIM(eSIM)を利用して、音声通話やSMSが可能な日本の電話番号を取得できるサービスです。従来のSIMカードとは異なり、QRコードを読み込むだけで即座に開通できます。

データ通信だけでなく、090や080で始まる日本の携帯電話番号が付与されるため、一時帰国中に必要な連絡手段の確保が可能。銀行手続きや各種サービスの予約、家族との音声通話などをスムーズに行えます。一時帰国中、様々な手続きを行ったり、サービスを利用したりする場合は、電話番号付きeSIMを利用しておくと安心です。

一時帰国で電話番号付きeSIMが必要な理由

一時帰国中は、銀行や行政手続き、宿泊予約などで日本の電話番号が必要になる場面は少なくありません。データ通信だけでなく音声通話もできるeSIMを備えておくと、一時帰国時に重宝する具体的な理由を解説します。

  • 銀行や行政手続きでは電話番号の記載が求められる
  • 各種サービスの予約で電話番号が必要なことが多い
  • 連絡手段として音声通話ができると便利
  • IP通話アプリでは緊急連絡に対応できない

銀行や行政手続きでは電話番号の記載が求められる

行政や金融機関での手続きを行う際、申請書類の多くは「国内の連絡先電話番号」の記載が必要です。電話番号付きeSIMを利用すれば、日本国内の番号として記載でき、SMS認証コードの受信や担当者からの確認連絡にも対応できます。

近年は、本人確認や重要な通知をSMSで受け取る仕組みが一般化しているため、海外の電話番号では対応できない場合も少なくありません。短期滞在であっても、各種手続きを円滑に進めるために、日本の電話番号を取得しておくと安心です。

各種サービスの予約で電話番号が必要なことが多い

病院や美容院、ホテル、レストランなどを予約する際、日本国内の電話番号が求められるケースが多くあります。オンライン予約システムでも電話番号入力欄が必須項目になっており、海外の番号ではエラーになるケースが少なくありません。急な予定変更やキャンセル連絡が電話での対応のみということもあります。

電話番号付きeSIMを利用していれば、予約確認のSMSや電話連絡をスムーズに受け取れるので非常に便利です。配送サービスやタクシー配車アプリなども、日本の番号があると利便性が向上します。日本の電話番号があれば、短期滞在中も快適に行動できるでしょう。

連絡手段として音声通話ができると便利

一時帰国中は、親族との再会や友人との予定調整など、直接電話でやり取りする場面が多くなります。待ち合わせの調整や急な予定変更の連絡など、スムーズなコミュニケーションには音声通話が欠かせません。特に年配の家族はLINEやメールではなく、電話での連絡を好むことが多いでしょう。

音声通話対応のeSIMを導入すれば、スマートフォン1台で手軽に通話でき、通話品質も安定しています。外出先で家族と離れて行動する際にも、すぐに電話で連絡が取れる安心感があるのは大きなメリットです。日本の番号からであれば、フリーダイヤルでの問い合わせもスムーズに繋がるため、一時帰国中の様々な場面で利便性を実感できるでしょう。

IP通話アプリでは緊急連絡に対応できない

LINEやSkype、WhatsAppといったアプリでのIP通話は、緊急時の連絡手段としては不十分な場合があります。停電や災害などでインターネット回線が不安定になると、IP通話はつながりにくくなりがちです。警察(110番)や救急(119番)などの緊急通報も、IP電話からは発信できないか、位置情報が正確に伝わらないリスクがあります。

電話番号付きeSIMなら、日本国内の音声回線を利用でき、緊急時にも確実に通話が可能です。一時帰国中に万が一のトラブルに遭遇した際、確実に繋がる日本の携帯電話番号を持っていることは、安全面でも大きな安心材料となります。

電話番号付きeSIMを選ぶときのポイント

海外在住者が一時帰国用の電話番号付きeSIMを選ぶ際には、いくつかの重要なチェックポイントがあります。滞在期間や利用目的に合わせて、最適なサービスを見極めましょう。

契約タイプ

電話番号付きeSIMには、主に「月額プラン」と「プリペイド型プラン」があります。滞在期間や利用目的に応じて選ぶのがポイントです。

月額プラン

月額プランは、毎月一定の基本料金を支払うことで、継続的に日本の電話番号とサービスを利用できる契約方式です。主に、日本の通信キャリア(例:povo、LINEMO、ahamoなど)が提供しています。利用プランは、データ通信容量や通話時間、付帯サービスによって価格が変動するのが一般的です。

最大のメリットは、契約を継続している限り同じ電話番号を維持できること。頻繁に一時帰国する場合や、数か月にわたって長期滞在する場合に適しています。SMS認証が必要なオンラインバンキングなどを海外からも利用したい方にも便利です。

解約手続きをしない限り自動更新されるため、長期的に利用する場合は、最低利用期間や解約条件を事前に確認しておきましょう。海外滞在中も基本料金が発生し続けますが、月額数百円の維持費で番号を保持できる格安プランを利用するのもおすすめです。

プリペイド型プラン

プリペイド型プランは、事前に料金を支払い、決められた期間内でサービスを利用する買い切り型の契約方式です。有効期限は7日間、30日間、90日間など様々で、一時帰国の滞在日数に合わせて選択できます。一時帰国の数週間だけ使いたい人に最適でしょう。

海外在住者が短期間の滞在時に日本の電話番号が必要な場合、無駄なコストを抑えられる点がプリペイド型の大きな魅力です。料金は数千円から1万円程度が相場で、期間終了後は自動的にサービスが停止されるため、解約手続きが不要なこともメリットといえます。

ただし、プリペイド型は期間終了後に電話番号が変わってしまうため、同じ番号を長期的に維持したい場合には不向きです。格安のプリペイド型サービスは、データ通信のみで音声通話やSMSに対応していないことが多いため、しっかり確認したうえで契約しましょう。

SMS認証目的なら最安プランでもOK

銀行やショッピングサイト、各種アプリのログインなど、SMS認証コードの受信が主な目的であれば、音声通話付きの最安プランでも十分対応可能です。

音声通話をほとんど使わないなら、高額なプランを契約する必要はありません。データ通信量が少なく通話時間も最小限の基本プランで問題なく受信できます。

SMS認証用として番号を保持し続け、一時帰国時のみデータ容量を追加購入する使い方も、コストを抑える方法として有効でしょう。

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データ通信容量

一時帰国中にどれくらいデータを使うのか、利用目的を考えて容量を選びましょう。プランによって月間1GBから無制限まで幅広い選択肢があります。容量を超過した時の速度制限の有無や程度も異なります。

  • メールやSNSの利用が中心:3〜5GB
  • 地図アプリや動画視聴を多く利用:10GB以上
  • ビデオ通話も多く利用:20GB以上~無制限

データ容量を超過した時の速度制限についても確認が必要です。完全に通信が停止するプランと、低速ながらも通信を継続できるプランの2種類に分かれます。一時帰国中に突然データが使えなくなると不便なため、低速でも継続して利用できるプランの方が安心です。

また、データ容量の追加購入(チャージ)が可能かどうかも確認しておきましょう。当初の予定より多く使ってしまった場合でも、必要に応じて容量を追加できるサービスであれば、柔軟な対応が可能です。追加料金の単価も事前にチェックしておくことをおすすめします。

通話料金体系

電話番号付きeSIMの通話料金は、プランによって大きく異なります。基本的には1分あたり20〜40円前後が一般的です。しかし、サービスによっては、無制限かけ放題などのオプションを追加できる場合もあります。

頻繁に通話する場合は、月に一定の無料通話時間が含まれているプランがお得でしょう。専用アプリ経由での通話が無料、もしくは割安になるケースもあります。滞在中に役所や病院への連絡や、通話が多くなりそうな人は、料金体系をしっかり確認しておくと安心です。

通信回線

電話番号付きeSIMサービスが利用する通信回線は、主にNTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの3大キャリア回線のいずれかです。利用可能エリアの広さ、通信速度、通信品質は回線によって若干の差があるため、一時帰国中の滞在先に応じて選びましょう。

  • NTTドコモ
    • 全国トップのエリアカバー・地方や山間部でも安定した通信が強み
  • au(KDDI)
    • 5G対応エリアの広さが強み。安定性と速度のバランスがよい
  • ソフトバンク
    • 都市部での高速通信に強み。大容量ファイルの送信などがスピーディ

MVNOと呼ばれる格安SIMサービスは、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、基本的なエリアは大手キャリアと同等です。しかし、混雑時は通信速度が遅くなりやすく、平日の昼間や夕方の時間帯は速度が低下しやすい傾向があります。

ビジネス用途や頻繁なデータ通信を予定している海外在住者は、大手キャリアの直営サービス(ahamo、povo、LINEMOなど)を検討しましょう。

海外利用(海外ローミング)への対応

日本の電話番号を維持したまま海外でも使いたい場合は、ローミング対応のeSIMを選びましょう。一時帰国後に居住国へ戻った後も、SMS認証を受け取るために番号を維持したい人には特に便利です。

ただし、海外利用時は高額な通信料が発生する場合があるため、ローミング料金体系を必ず確認してください。一部のサービスでは、別途で国際ローミングオプションの契約が必要な場合もあります。契約前に対応国リストや料金表もよく確認することが重要です。

本人確認書類の必要性

電話番号付きeSIMの契約には、通信事業法に基づき本人確認が義務付けられています。一般的には、運転免許証やマイナンバーカードが必要です。しかし、海外在住で日本の身分証明書を持っていない場合、パスポートで代用できる事業者もあります。

また、一部サービスでは日本の住所登録が必要なケースもあるため、海外転出届を提出済みの場合は注意が必要です。郵送での書類確認が必要なサービスの場合も、海外在住者は利用が難しいので、事前にチェックしておきましょう。オンラインでの本人確認(eKYC)に対応しているサービスなら、海外からでも手続きが可能です。

サポート体制

一時帰国者にとって、サポート体制の充実度は重要です。日本語対応のチャットサポートやメール対応がある事業者を選ぶと、トラブル時も安心でしょう。24時間対応のサービスであれば、時差を気にせず問い合わせができます。

FAQやオンラインマニュアルが充実しているサービスであれば、簡単なトラブルは自己解決できる可能性も高まります。短期間の一時帰国中にトラブルで時間を無駄にしないためにも、信頼できるサポート体制が整ったサービスを選びましょう。

一時帰国におすすめの電話番号付きeSIMサービス

日本の大手キャリアから格安SIMまで、電話番号付きeSIMを提供する事業者は多数あります。一時帰国者にとっては「短期間でも契約できる」「手続きが簡単」「通信が安定している」ことが重要です。それぞれの特徴を比較して、自分に最適なサービスを選びましょう。

1.KDDI/Povo2.0

povo2.0は、KDDI(au)が提供するオンライン専用のeSIMサービスです。基本料金0円で回線を維持でき、トッピングで必要なデータ容量や通話オプションを追加できます。音声通話対応eSIMとしても人気で、一時帰国中だけ日本の番号を利用したい人におすすめです。

通話トッピングは、5分以内通話かけ放題(月額550円)や、通話かけ放題(月額1,650円)の追加が可能。データ通信は使いたい時に必要な分だけ購入でき、1GB/7日間(390円)から24時間使い放題(330円)まで、多様なトッピングが用意されています。

180日以内に一度はトッピング購入や通話発信が必要な点には注意が必要ですが、定期的に一時帰国するなら問題なく維持できるでしょう。本人確認はeKYCに対応し、オンラインで完結します。au回線の使用で安定しており、全国どこでも安心して利用が可能です。

契約タイプ プリペイド型
最低料金 0円(トッピング制)
基本データ容量 0GB~
基本通話料 22円/30秒
利用回線 au
データ追加 可(1GB/390円~)
海外ローミング 対応(要申込)
本人確認 運転免許証(国際免許不可)/マイナンバーカード/在留カード
サポート 24時間チャット

2.楽天モバイル

楽天モバイルは、データ使用量に応じて料金が変動する段階制プランを採用しています。データ通信量が少ない場合には、料金を抑えられる設計なので、短期滞在でも無駄がありません。

3GBまでなら月額1,078円、20GBまでなら月額2,178円、20GB超過後は月額3,278円で無制限に使えるため、一時帰国中のデータ使用量が読めない海外在住者にも適しています。Rakuten Linkアプリを使えば国内通話がかけ放題となり、通話料を気にせず利用できる点も大きな魅力です。

楽天回線エリア内であれば高速通信が可能で、エリア外ではパートナー回線(au回線)に自動接続されます。海外ローミングにも対応しており、月2GBまで追加料金なしで海外でもデータ通信が可能。一時帰国後に居住国へ戻ってからも日本の番号を維持しやすい設計です。

契約タイプ 月額型
最低料金 1,078円(税込)/Rakuten 最強プラン
基本データ容量 3GB(段階制)
基本通話料 0円(Rakuten Link)
利用回線 楽天・au
データ追加 自動(段階制)
海外ローミング 対応(毎月2GBまで無料)
本人確認 運転免許証/マイナンバーカード/在留カード/特別永住者証明書
サポート 24時間チャット、電話(ショップでの対応も可)

3.NTTドコモ/ahamo(アハモ)

ahamoは、NTTドコモが提供するオンライン専用サービスです。月額2,970円で、20GBのデータ通信と5分以内の国内通話無料が基本セットで、ドコモの高品質な回線を利用できます。月額1,980円の大盛りオプションを追加すれば、合計110GBまで利用が可能です。

ahamoの大きな特徴は、追加料金なしで91の国と地域で海外ローミングが利用できること。海外でも月30GBまで使える(海外での利用開始から15日経過後は速度制限あり)ため、一時帰国前後の移動中や居住国に戻った直後もシームレスに利用できます。

5分超過後の通話料は22円/30秒ですが、月額1,100円のかけ放題オプションを追加すれば時間無制限で通話が可能です。契約には本人確認書類が必要ですが、オンラインで完結できます。滞在中に通話・データ通信をバランスよく使いたい人におすすめです。

契約タイプ 月額型
最低料金 2,970円(税込)
基本データ容量 30GB
基本通話料 22円/30秒(5分無料)
利用回線 ドコモ
データ追加 可(550円/1GB)
海外ローミング 対応(月30GB内)
本人確認 運転免許証/マイナンバーカード/運転経歴証明書/住民票など
サポート 24時間チャット(ショップでの対応も可・有料)

4.ソフトバンク/LINEMO(ラインモ)

LINEMOは、ソフトバンクが提供するオンライン専用サービスです。月額990円/3GB(3GB超過後は2,090円)の「ベストプラン」と、月額2,970円/30GBの「ベストプランV」から選べます。ソフトバンクの高品質な回線を利用でき、全国で安定した通信が可能です。

注目したいのは、LINEアプリのトークや音声通話、ビデオ通話がデータ消費ゼロで使い放題になる「LINEギガフリー」機能。家族や友人との連絡をLINEで行う海外在住者にとって、データ容量を気にせずコミュニケーションできるのは大きなメリットです。

通話料は22円/30秒ですが、5分以内の国内通話が無料になる通話オプション(月額550円)や、通話時間・回数ともに無制限のかけ放題オプション(月額1,650円)も用意されています。申し込みから開通までオンライン完結で、日本到着後すぐに使い始められるでしょう。

契約タイプ 月額型
最低料金 990円(税込)/LINEMO ベストプラン
基本データ容量 3GB
基本通話料 22円/30秒
利用回線 ソフトバンク
データ追加 ー(データ容量超過時、低速で無制限)
海外ローミング オプション(要申込)
本人確認 運転免許証/マイナンバーカード/運転経歴証明書/旧型パスポート(2020年2月3日以前に申請)など
サポート 24時間チャット、LINE

5.HanaCell/ジャパンSIM

HanaCellのジャパンSIMは、海外在住の日本人向けに特化した日本の電話番号サービスです。契約時に日本の住所が不要で、パスポートがあれば申し込みできます。日本の身分証明書がなく、一時帰国中に日本の電話番号が必要な海外在住者に最適です。

月額$12(約1,800円)で日本の電話番号をキープでき、日本滞在中のみデータ通信や通話を利用する「従量課金制」を採用。年に数回しか一時帰国しない方でも、無駄なコストをかけずに日本の番号を保持し続けられます。

日本語と英語のバイリンガルサポートを提供しており、海外在住者特有の疑問にも丁寧に対応してもらえる点もポイント。アメリカやカナダに居住している方には特に便利なサービスとして定評があります。eSIMも本人確認のために日本の空港、もしくは居住地での受け取りが必要ですが、当日申し込みでも対応可能です。

契約タイプ 月額型
最低料金 ・データ通信:$29
・維持費:$12 ※初年度無料
・初期費用 $69
基本データ容量 3GB(日本で使った月だけ)
基本通話料 日本国内・海外 $0.65/分(0063発信の場合)
利用回線 ソフトバンク
データ追加 ー(データ容量超過時、低速で無制限)
海外ローミング 対応
本人確認 日本での受取時:パスポート原本
海外での受取時:各国の運転免許証、在留証明書など(国によって異なる)
サポート メール

6.IIJmio(アイアイジェイミオeSIM

IIJmioは、格安ながら高品質な通信で人気の老舗プロバイダが運営するSIMサービスです。音声通話対応eSIMにも対応しており、データ容量に応じて細かくプランを設定。少量のデータ容量で十分な海外在住者にとって、2GB/月額850円や5GB/月額950円といった低価格プランは魅力的でしょう    。

ドコモ回線とau回線から選択でき、どちらも全国的に安定した通信が可能です。通話料は11円/30秒と業界最安水準で、通話定額オプションも5分かけ放題が月額500円、10分かけ放題が月額700円と良心的な価格設定になっています。

データ容量の追加購入も1GBあたり220円と安価で、一時帰国中に予想以上に使ってしまった場合も気軽にチャージが可能。eKYCによる本人確認もオンライン完結なので、日本の本人確認書類があれば、海外在住者でも帰国前に手続きできます。

契約タイプ 月額型
最低料金 850円
基本データ容量 2GB
基本通話料 11円/30秒
利用回線 ドコモ・au
データ追加 可(220円/1GB)
海外ローミング 対応(データ通信不可、音声通話のみ)
本人確認 運転免許証/マイナンバーカード/運転免許証経歴書/在留カード
サポート 24時間チャット、電話

7.mineo(マイネオ)

mineoは、関西電力グループが運営する格安SIMサービスで、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアの回線から選択できます。必要なデータ容量、最大通信速度に合わせて選べる柔軟なプラン設計が魅力。余ったデータ容量は翌月に繰越が可能です。

音声通話機能付きeSIMプラン「デュアルタイプ」は、月額1,298円の1GBから月額2,948円の50GBまで幅広く用意されています。独自の「パケット放題Plus」オプション(月額385円)を追加すれば、最大1.5Mbpsで実質データ使い放題になる点も魅力です。

通話料は22円/30秒ですが、10分かけ放題(月額550円)や、時間無制限かけ放題(月額1,210円)などのオプションも充実しています。一時帰国時のSMS認証だけに使いたい場合は、月額1,100円のお試し200MBコースもおすすめです。

契約タイプ 月額型
最低料金 1,298円
基本データ容量 1GB
基本通話料 22円/30秒
利用回線 3キャリア選択可
データ追加 可(55円/100MB)
海外ローミング 対応(ただし、利用条件は各キャリア回線による)
本人確認 運転免許証(eKYC)/マイナンバーカード(JPKI)
サポート 24時間チャット、メール、電話(ショップでの対応も可)

8.日本通信SIM      

日本通信SIMは、MVNOの老舗企業が提供する格安SIMサービスです。音声通話対応のeSIMプランは、無駄を省いたシンプルで分かりやすい料金体系で設計されています。

特に注目すべきは月額290円の「合理的シンプル290プラン」。1GBのデータ通信と月70分の無料通話が含まれており、SMS認証や簡単な連絡用途であれば、十分対応できます。そのほか月額1,390円で20GB+70分無料通話、月額2,178円で50GB+70分無料通話のプランもあり、データ容量を1GB単位(220円)で追加購入も可能です。

コストを最小限に抑えられるため、短期利用だけでなく、海外から日本番号を維持したい人にも人気があります。ただし、契約には日本国内の住所で確認コードを受け取る必要があるため、実家などでの対応ができる場合に検討してください。

契約タイプ 月額型
最低料金 290円
基本データ容量 1GB(70分通話込)
基本通話料 11円/30秒
利用回線 ドコモ
データ追加 可(220円/1GB)
海外ローミング 対応(通話、SMS認証のみ。データ通信は不可)
本人確認 マイナンバーカード/運転免許証/運転経歴証明書など
サポート 24時間チャット、電話、メール

電話番号付きeSIMの利用前に確認したいこと

一時帰国でeSIMを利用する前に、端末の対応状況や設定手順を確認しておくことが重要です。機種や開通方法、海外SIMとの併用可否などを理解しておくことで、到着後すぐに快適な通信環境を整えられます。

対応機種とSIMロックの状態

電話番号付きeSIMを利用するには、まず自分のスマートフォンがeSIMに対応しているかを確認する必要があります。メーカーや機種によって対応状況が異なるため、各サービスの公式サイトで対応機種のリストを確認しましょう。

主な対応機種
  • iPhone XS、XR以降のすべてのモデル
  • Google Pixel 3以降のPixelシリーズ(日本国内版は、Pixel 3以降)
  • Samsung Galaxy S20以降のフラッグシップモデル(S20 FEは非対応)
  • Samsung Galaxy A系列の一部モデル(A54、A23 5Gなど)
  • Xperia 1 IV、5 IV以降の対応モデル
  • OPPO、Xiaomiの一部ハイエンドモデル

また、eSIM対応機種であっても、SIMロックがかかっている端末では利用できない場合があります。使用中の端末が日本のeSIMサービスで使える「SIMフリー」状態であることを確認してください。特に北米や一部の国では、契約期間中はSIMロックがかかっている場合があるため、居住国のキャリアで確認が必要です。

eSIMの開通手順

電話番号付きeSIMの開通は、基本的にオンラインで完結する簡単な手順ですが、初めて利用する海外在住者は事前に流れを把握しておくと安心です。多くの通信会社では、契約完了後にメールで開通用のQRコードが送られ、スマートフォンの設定画面から「モバイル通信プランを追加」することで利用が可能になります。

開通のタイミングも確認が必要です。開通のタイミングは、QRコード読み取り後すぐに利用開始になるものと、特定の日時に開通処理を行うものがあります。一時帰国の場合、日本に到着後、開通のタイミングを自分でコントロールできるサービスを選ぶと便利です。

eSIMの設定は安定したWi-Fi環境で行う必要があるため、出発前に自宅で行っておきましょう。eSIMの設定方法は、以下の記事でも詳しく解説しています。各社も詳細なマニュアルを提供しているため、事前によく確認しておくと安心です。

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既存SIMとの併用設定(デュアルSIM)

最近のスマートフォンの多くはデュアルSIMに対応しており、「海外SIM+日本のeSIM」を同時に利用できます。1台の端末で2つの電話番号を使い分けられるので、一時帰国中も居住国の電話番号を維持したまま、日本の番号で通話やSMSの受信が可能です。

設定時は、どちらのSIMを「データ通信」「音声通話」「SMS送受信」に使用するかを選択できます。一時帰国中は、通話とSMSを日本のeSIMに設定し、データ通信をコスパの良い海外SIMやWi-Fiで補うのがおすすめです。デュアルSIM設定は端末の設定画面で簡単に切り替えができ、再起動も不要なため、状況に応じて通信環境を使い分けましょう。

電話番号付きeSIMで快適な一時帰国を

一時帰国中に銀行手続きや行政申請、予約サイトの登録を行う場合、「日本の電話番号」があると手続きがスムーズになります。最近は、オンラインで即日発行できる電話番号付きeSIMを利用すれば、帰国直後から音声通話やSMS認証が使えるため、従来のSIMカードよりも格段に便利です。

海外在住者にとって、一時帰国中の通信環境は「日本での手続きをスムーズに進める鍵」となります。用途や滞在期間に合わせて、自分に合ったeSIMを選び、安心・快適な一時帰国を実現しましょう。

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