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海外移住するとマイナンバーはどうなる?海外転出時の手続きと注意点

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海外移住を予定している方にとって、マイナンバーやマイナンバーカードが海外でどのように扱われるかは気になるポイントでしょう。海外に移住しても個人番号(マイナンバー)自体は変わりませんが、マイナンバーカードは渡航前の手続き次第で失効する場合があります。

この記事では、海外移住後のマイナンバーの扱いをはじめ、国外転出時に必要なカードの返納・継続利用の手続き、電子証明書の更新方法、海外在住中の注意点まで詳しく解説します。

この記事で分かること
  • 海外移住後もマイナンバーが変わらない理由
  • 国外転出前に確認しておきたいマイナンバーカードの手続き
  • 国外転出後にマイナンバーカードが失効した場合の対応
  • 電子証明書の種類ごとの扱いと必要な手続き
  • 海外在住中にカードと電子証明書を更新する場合の注意点

※ 本記事は海外在住者のマイナンバーおよびマイナンバーカードの手続きに関する一般的な情報をまとめたものであり、個別の状況における手続きの可否や結果を保証するものではありません。制度や手続き方法は変更される場合があるため、最新情報はデジタル庁、マイナンバーカード総合サイト、手続きを行う市区町村、最寄りの在外公館などの公式情報を必ずご確認ください。

海外移住するとマイナンバーはどうなる?

海外移住を控えると気になるのが「マイナンバー」や「マイナンバーカード」の扱いです。マイナンバーそのものとカードの扱いは異なるため、まずは両者の違いを押さえましょう。

海外移住してもマイナンバーは変わらない

海外移住に伴って国外転出届を提出しても、すでに付番されたマイナンバー(個人番号)が海外転出を理由に変更されるわけではありません。一度割り振られた12桁の番号は、漏えいなどにより不正利用のおそれがある場合を除き、一生同じ番号を使用します。

ただし、「マイナンバーが付番されていること」と「マイナンバーカードを所持・継続利用できること」は別の問題です。

番号自体の変更・再取得を心配する必要はありませんが、身分証・電子証明書として使う「マイナンバーカード」の扱いは、国外転出前の手続きによって異なります。

国外転出後もマイナンバーカードを継続利用できる

2024年5月27日の制度改正により、日本国籍の方は国外転出後もマイナンバーカードを継続利用できるようになりました。

従来は、海外転出によって住民票が削除されると、マイナンバーカードや公的個人認証(電子証明書)が利用できなくなり、返納が必要でした。しかし現在は、海外在住者も「国外転出者向けマイナンバーカード」を利用して、マイナポータルなどの対応サービスを活用できます。

ただし、国内で使用していたカードをそのまま保持して出国すると、自動的に国外転出者向けカードへ切り替わるわけではありません。出国前に継続利用手続きを行う必要があります。

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渡航前に返納または国外継続利用の手続きが必要

海外移住に伴い国外転出届を提出する際は、マイナンバーカードを継続利用するか、返納するかを判断します。海外在住中もマイナポータルなどの対応サービスを利用したい方は、国外転出予定日の前日までに「国外転出者向けマイナンバーカード」への切替手続きが必要です。

出国前に継続利用の手続きを行わない場合、国内で使用していたマイナンバーカードは国外転出予定日をもって失効します。継続利用を希望しない場合は、国外転出届の提出時にカードの返納手続きを行いましょう。

国外転出後90日以内なら無料で交付申請が可能

出国前に継続利用の手続きを行わずにカードが失効した場合でも、国外転出後90日以内に交付申請を行えば、手数料は免除されます。ただし、90日を過ぎると再交付手数料が発生するため注意が必要です。

参考:
デジタル庁「マイナンバー(個人番号)制度・マイナンバーカード」
マイナンバーカード総合サイト「マイナンバーカードを国外で利用する」
広島市「マイナンバーカードの継続利用」

海外移住時に必要なマイナンバーカードの手続き

海外在住者がマイナンバーカードを継続利用するには、海外移住前に必要な手続きを済ませることが不可欠です。国外転出者向けに切り替える場合と、カードを返納する場合では対応が異なるため、それぞれの手続き方法を確認しておきましょう。

海外で継続利用する場合は国外転出者向けに切り替え

海外でもマイナンバーカードを使い続けたい場合は、出国前に「国外継続利用」の手続きを行い、カードを国外転出者向けに切り替える必要があります。

国外転出者向けに切替できる条件

国外転出者向けマイナンバーカードへの切替手続きができるのは、日本国籍があり、国外転出前に有効なマイナンバーカードを所持している方に限られます。

また、切替手続きは転出予定日の前日までに行う必要があります。転出予定日の当日以降は、出国前の継続利用手続きができません。期限までに切替ができなかった場合はカードが一度失効扱いとなり、在外公館などを通じた再交付申請が別途必要となります。

なお、まだマイナンバーカードを持っていない海外在住者が新しく申請する場合は、既存カードの切替ではなく、国外転出者向けカードの新規申請手続きとなります。

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国外転出者向けへの切替手続きの方法

国外転出者向けマイナンバーカードへの切替は、国外転出届の提出にあわせて行います。窓口にマイナンバーカードと「個人番号カード国外継続利用申請書」などを提出してください。

手続きが完了すると、カードの記載事項に「国外転出+転出予定日」が追記され、ICチップ内の住所情報を変更する処理が行われます。国外転出者向けの電子証明書を利用する場合は、あわせて発行手続きを行いましょう。

ただし、受付窓口や必要書類、手続きに要する時間は自治体によって異なる場合があります。出国直前に慌てないよう、事前に住民票のある市区町村へ確認しておきましょう。

国外転出時の電子証明書の扱い

国外転出者向けマイナンバーカードへの切替時には、電子証明書(署名用電子証明書・利用者証明用電子証明書)の扱いにも注意が必要です。電子証明書はそれぞれの役割と有効期限が異なるため、利用目的に応じて必要な手続きを行ってください。

「署名用電子証明書」は国外転出に伴って失効するため、国外転出者向けカードへの切替時に再発行手続きを行います。e-Taxなどの電子署名が必要なサービスを利用する予定がある場合は、再発行が必要です。

一方、マイナポータルへのログイン等で利用する「利用者証明用電子証明書」は、国外転出によって直ちに失効するわけではありません。ただし、海外在住中の更新負担を減らすため、国外転出時に併せて更新しておくことが可能です。

国外転出者向けへの切替手続きに関する注意点

カードの切替手続きや電子証明書の再発行時には、設定済みの暗証番号の入力が必要です。暗証番号を忘れてしまった場合は、窓口で本人確認書類を追加提示することで再設定が可能です。なお、一定回数入力を間違えるとロックがかかるため注意しましょう。

また、国外転出者向けマイナンバーカードの手続きでは、本籍地の情報が必要になる場合があります。特に海外在住中にカードの交付申請や各種手続きを行う予定がある方は、ご自身の本籍地や問合せ先をあらかじめ控えておくと安心です。

海外移住後に継続利用しない場合は返納

海外在住者がマイナンバーカードを海外で継続利用しない場合は、国外転出に伴って返納手続きを行います。国外転出届を提出する際にカードを持参し、自治体の案内に従って返納してください。

なお、失効・返納したカードであっても、マイナンバーの確認書類(メモ)として手元に残したい場合は、パンチ穴を開けたうえで手元に返却してもらえる場合があります。希望される方は窓口で相談してみるとよいでしょう。

参考:
マイナンバーカード総合サイト

「マイナンバーカードを国外で利用する」「国外転出者向けマイナンバーカードの手続き」
デジタル庁「よくある質問:マイナンバーカードについて(Q3-19)」
マイナポータル「電子証明書とはなんですか」
中央区「マイナンバーカードの継続利用(国外への転出の場合)」

マイナンバーカード・電子証明書は定期更新が必要

海外でマイナンバーカードを継続利用する場合、事前手続きだけでなく、カードと電子証明書それぞれの有効期限の管理が重要になります。日本国内と異なり、海外からの更新手続きは申請方法や受取場所に制約があるため、早めの確認が必要です。

カードと電子証明書の有効期限と更新時期

マイナンバーカードと電子証明書の有効期限と更新時期は、以下の通りです。

  • マイナンバーカード本体
    • 発行日から10回目の誕生日まで(発行時に18歳未満だった場合は5回目の誕生日まで)
  • 電子証明書
    • 年齢に関わらず発行日から5回目の誕生日まで

国外転出者向けマイナンバーカードは、有効期間満了日の1年前から更新申請が可能です。海外在住者はそれぞれの期限を確認し、期限切れによって必要な行政手続きに支障が出ないよう、余裕を持って準備を進めましょう。

海外在住者がマイナンバーカードを更新する方法

国外転出者向けマイナンバーカードの更新は、基本的に初回の交付申請と同様に申請を行い、旧カードと引き換えに新しいカードを受け取ります。2026年5月26日からは、国外転出者向けカードの新規交付や有効期限に伴う更新などのオンライン申請が開始されています。

海外在住者はマイナンバーカード総合サイトの最新案内を確認し、適切な申請方法と受取場所(本籍地市区町村や在外公館など)を選択しましょう。カードの交付準備から受取までに一定の期間がかかるため、期限前にゆとりを持って手続きを開始することをおすすめします。

海外在住者がマイナンバーカードを更新する際の注意点

海外でマイナンバーカードを更新する際は「申請から受取までの所要期間」と「旧カードの取り扱い」に十分注意してください。

更新時は原則として旧カードと引き換えに新しいカードが交付されます。万が一、紛失などにより旧カードを返納できない場合は再交付手続き扱いとなり、所定の手数料が発生する可能性があります。

また、受取場所を本籍地の市区町村以外(在外公館など)に指定する場合、カードの送付や準備期間中に一部の電子機能が利用できない期間が生じることがあります。申請前に最新の公式案内を確認し、全体のスケジュールを把握しておきましょう。

参考:マイナンバーカード総合サイト「国外転出者向けマイナンバーカードの手続き」

海外移住時はマイナンバーカードの手続きを忘れずに

海外へ移住しても、すでに付番されているマイナンバーは原則として変わりません。一方で、マイナンバーカードは出国前の手続きによって、海外で継続利用できるかどうかが決まります。

海外在住中もマイナンバーカードを活用したい方は、必ず国外転出予定日の前日までに「国外転出者向け」への切替手続きを行ってください。継続利用しない場合は、返納手続きを行いましょう。

また、カード本体と電子証明書にはそれぞれ有効期限が設定されています。海外からの更新手順や必要書類も事前に確認し、ご自身の海外生活や日本の行政手続きの予定に合わせた準備を進めていきましょう。

この記事のポイント(まとめ)
  • 海外移住してもマイナンバー(個人番号)は原則変わらない
  • 国外転出前にマイナンバーカードの返納または継続利用手続きが必要
  • 国外継続利用の手続きを怠ると、海外転出時にカードが失効する
  • マイナンバーカード本体と電子証明書にはそれぞれ有効期限がある
  • 海外からの更新方法や受取場所を事前に確認しておくことが大切

監修者
海外暮らしINFO
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海外在住者の実体験や公的機関の情報をもとに、海外からでも具体的に行動できる情報をわかりやすく解説しています。
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